歌う僧侶 キッサコさんによる、心に響く般若心経の読経ライブ
DJプレイや楽器の生演奏を取り入れた現代風のアレンジで、
若い人にも違和感なくすっと耳に入ってくるのではないかと思います。
心が洗われるような、本当に美しい音楽です〜
宗教が異なる外国人も涙…
動画のコメントを読むと、日本人だけじゃなくて宗教が異なる外国人からも、
「なぜか涙が出てきた・出そうになった」っていう感想がいくつも見受けられました。
言葉の意味も分からず文化的な背景も違うのに、
これは驚きべきことだと思います。
なんとなくですが、般若心経って、その音や響きそのものに、
不安や恐れなどのネガティブな想いを浄化する力があるように思います。
特にこの動画では、キッサコさんの温かく美しい歌声によって、
さらにその浄化エネルギーが強化されている気がします。
般若心経の内容や意味は知らなくても、
無自覚のうちに悲しみやストレスが心の奥底からあぶり出されて、
それが一気に癒やされるので、意味も分からず涙が出てくるんです。
私たちは一体どこから来たのか、っていうことと般若心経の世界
「ワンネス」って言葉ご存知ですか?
ワンネスとは、人の心や魂はそれぞれ独立した存在なのではなく、
心の奥底ではみんなつながっていて、
さらには宇宙のすべてもつながっていて、すべてはひとつ、という考え方です。
ワンネスの世界に行き着くと、そこには喜びと愛しかありません。
人々が毎日の生活の中で感じる苦しみ・悲しみ・恐れは、
エゴ(マインド・頭脳)が作り出す幻想にすぎません。
仏教でいう「悟り」というのは、このワンネスの世界に到達することではないか、と私は思っています。
(いろんな考え方はあると思いますが)
般若心経でも、
「外側の苦しみは幻想にすぎず、そのことに気づいて現実をあるがまま受け入れれば、苦しみは消え、心の平穏と幸福を得ることができる」
と教えています。
毎日の生活の中で、ネガティブな思いばかりにとらわれるようになると、
人はワンネスの感覚から遠ざかりますが、それらの不要な思いがすべて浄化されたとき、再びワンネスにつながります。
恐れや不安が本当の自分ではない。
本当の自分とは、それらから解放された愛と喜びだけの存在。
人はみんな、生まれる前にはワンネスの世界にいたのだと思います。
多くの人はこのことを頭では忘れてしまっていますが、
魂や心はその世界の幸福感をちゃんと覚えています。
この動画を見て涙が出るのは、浄化された瞬間に少しだけワンネスの世界の感覚を思い出し、
懐かしさと愛おしさを感じるから、ではないでしょうか。
映像も美しい!別バージョンの動画も最後にひとつ。
最後に、同じキッサコさんの別の般若心経動画を貼っておきます。
こちらはピアノアレンジで、京都の高台寺(私も大好きなお寺です)で撮影されています。
桜満開の高台寺、映像も歌声も何もかもすべてが美しくて、夢の世界のようで、
本当に癒やされます〜〜